頑張れない
頑張るのが苦手だ。
流れに身を任せて生きていたい。
「自分の人生は自分で切り開こう」とか
「PDCAサイクルをグルグル回して仕事の効率を高めよう」とか
「何事をなすにも毎日続けることが大事」とか
そういった、頑張れる人の理論が苦手だ。
僕はあまり頑張れない。
しかし、どうやらこの世を生きるためには頑張らなければならないといけないらしい。
仕事に身を入れて、色々な人から傷つけられたり辛い思いをしたりして、様々な艱難辛苦を乗り越えることに人生の価値がある、らしい。
僕は、そうは思えない。
毎日が何でもない凡庸な日々で、笑って暮らせればいいと思う。
ときどき、ちょっとしたイベントの中で頑張ったりすることで、そうした何もない日々に揺らぎを与えるくらいならいいけれど、毎日頑張り続けるのは僕にはできない。
人生を歩いて生きていたい。
だから僕は、なるたけ頑張らなくても生きていけるような場所に身を置いて生きてみたいと思っている。
ただ、ないならつくろうと思う。
頑張らないために頑張るのは、わりにできそうな気がする。